ミヒャエル・エンデが教えてくれた”本当の時間の使い方”

 4月29日に、忽然とmac book air 11インチが壊れてから(自分で破壊したのだけども)、約4ヶ月が経過しました。その間に、大学生の通過儀礼ともいえる就職活動をしていました。この4ヶ月間はすごく自分の人生について考える良い機会になりましたが、正直何かを失ってしまった気がします。

 

 就職活動をして自己肯定感が高まったり、自分の新たな潜在可能性に気づいたという人はいるのだろうか。少なくとも、僕はいないと思う。希望していた第一志望の会社にストレートに入れましたという人の方がきっと少ないはず。多くの就活生は、面接で落ちて悔しい思いをしているはず。かくいう自分もその一人です。

 

 こうして面接に落ちる度に、自分の自己肯定感は低くなってきます。こうして、自分が就職活動をする前に考えていた強い思いは萎んで行くんですね。でも、僕は自分が思い描いたヴィジョンを決して諦めたくありません。そんなとき、ミヒャエル・エンデの「モモ」という作品を読むようにします。

 

 この「モモ」という作品は、時間を奪い去る時間泥棒とモモという女の子の闘いの物語です。時間泥棒は、町中の人々の時間を奪い取っていきます。すると時間を少しずつ奪われていった人々はどうなるか。自分の時間を節約する事だけしか考えなくなりました。どんなときも頭に考えるのは、時間の短縮、自分の事ばかり。そして、その町の時間の流れの中には”他人を思いやる時間”が消えていきました。

 

 こんな大ピンチの時に、戦うのがモモという女の子です。物語の結末はどうぞ、買って読んで見て下さい。面白いですよ。そして、この物語が教えてくれた大事なこと。それをキーワードにして示すと、「時間×熱量」です。

 

 どんな人間にも時間は平等に与えられています。そして、その時間をどう過ごすのか、それはあなた次第。与えられた時間を、どの様な思いで熱量で過ごすのか。自分の目標や夢に向かって120%の思いで過ごしている人には、きっと誰も勝てない。今の僕は、この熱量が失われそうになっている段階。

 

最後、「モモ」の作品に出てくるこんな言葉で締めくくります。

 

けれど時間とは、生きるということ、そのものなのです。

そして人のいのちは心を住みかとしているのです。

人間が時間を節約すればするほど、生活はやせほそっていくのです。 

モモ (岩波少年文庫(127))

モモ (岩波少年文庫(127))